青蝶夢 *Ⅰ*
「いえっ、違います」

「だよね、幾ら、アイツでも
 女子高生には、手出さないか
 
 でも、気を付けなさいよ
 
 18歳やそこらで、人生
 狂わされないようにね」

そう言って、彼女は
帰って行った。

ドアが、開く。

「ヒイロ、待たせてごめん
 入って・・・彼女は?」

「ついさっき、帰られました」

「そう・・・
 さあ、入って」

「お邪魔します」
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