導花線の花種
岡田将生演じる主人公が、紀州徳川家(だったかな?)と養子縁組することになって、蒼井優演じるヒロインと引き裂かれそうになる。

恋口でも描いているとおり、あの時代、身分が高い武家の男子であれば好きな女の子を側室にすることは可能ですが…さすがに養子縁組先で側室置くのは先方が許さないですよね(^^;)

ああ、確かに無理だ…どうやっても無理だ…(-”-;)とか思いながら見ておりました。

それに、山野で育ったヒロインにとって人里での生活は、山に囲まれた村の中でも窮屈で…一生城の中に閉じこめられる大名家の側室になって、幸せになれるはずもない。
ということで二人は駆け落ちをしようとするのですが…

徳川家のお坊ちゃんと、山の中で育ったヒロイン。
世間知らずな二人がそんなことしても、うまくいくはずがない、と…見ている側の目には、そんな二人の姿がとても悲しく映る。

結局、岡田将生演じる主人公をずっと心配し続けた腹心が命をかけて、将軍家に生まれた者の生きるべき道とさだめとを示して…誰の目にも二人の恋は終わったのがわかります。

でも、ヒロインは諦めていなくて…

主人公の前に再び現れるのですが…っていう。

ヒロインに顔を見せることなく、駕籠の中で彼女の名を叫ぶ岡田将生のシーンは胸に迫るものがありました。
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