子供なカレ×背伸びなアタシ

やっと私達の順番が来た。


2人で観覧車に乗る。





ドアが閉まりだんだん上に上がっていく。



「キレーだね。景色」


そんなアタシの独り言を無視して


達樹は


「繭、靴擦れガマンしてたでしょ?」


え?


気づいてた??


「なんか繭辛そうな顔してるんだもん。」


「は?靴擦れなんかしてないよ?」


「ウソだ。

じゃぁ、足見せてよ。」




アタシは渋々ハイヒールを脱ぐ。

< 12 / 23 >

この作品をシェア

pagetop