遥かきみ。



「‥ッハアッハアッ」



着の身着のまま、

財布も持たずに家を飛び出し、

息を切らせて走り向かう先には―‥









『―‥久しぶり。』


「メール‥名前なかったよ。

 場所も書いてなかった。」


『ああ、そうだっけ。

 でも、来たじゃん。』


「それは、足が勝手に‥」


『懐かしいな。

 よくここでお前と喋ったよな。』


「そうだったね。

 楽しかったな。」



風がそよぎ、

木々や遊具をなでていった。



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