未完成恋愛論
An obedient shadow
どんな風に話かけたらいいのかさえわからないまま
二人の時間は悪戯に過ぎていく
僕の心と君の心を探っても全てを知る事は出来ない
そして僕は君を家に送り届けた

赤く沈む太陽は遥か彼方で
二人を一つにした

An obedient shadow
いつか僕もそんな風になりたいと想った

大人になんかなりたく無いのに大人になっていく
僕の身長は伸びるだけ伸びたな」
並んで歩くと僕だけ君のずっと向こうにいるみたい
本当はすぐ隣で歩いているのに

月光と星は闇を照らした
二人だけを照らした

An obedient shadow
いつか僕もそんな風になりたいと想った

手を繋ぐと僕の震えが君に伝わった
手を握ると君の奮えが僕に伝わった

An obedient shadow
いつの間にか僕らはちゃんと繋がってた

何処までも影は伸びて交わった
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