【実録】不登校からの脱出

有り得ない

私の会社は定期的にシフトの変更を行っている。
大体1年に一度くらいの割合だ。
休暇取得の関係で、何週間かのシフトを予め配布するのだ。

基本的に派遣社員の方が多い職場。
派遣会社からのクレームや派遣社員本人からのクレームが怖いのか…急な人数調整の為に嘱託社員で1番年齢が下の私が替わる事になるのだ。

ある時は新しいシフトに変わり10日間が過ぎた頃、「来月からシフトに変わって欲しい」と言われた。
またある時は派遣社員の方が急遽辞める事になり、「3日後に新しいシフトに入って欲しい」と言われた。
私は大人しく…会社の辞令に従った。

当時今はちゃんと整備されている週休調整が、曖昧だった。
私はきっと週休が皆より少ない期間、多い期間があるはずだ。
それでも社会人経験が皆無の私は従った。

世の中はとても理不尽だと感じるようになった。
同期入社の嘱託社員でも…私だけがという思いが強くなった。

それでも…私の学歴で入れた大手企業を辞めようと思わなかった。
また次にこれ以上の条件の会社があると思っていなかったから。
シフト変更くらいで辞めるのは、勿体ない。
そう思い…会社からの辞令に従ったのだった。
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