DEAREST...
大切な人
○○病院に着き、
病院の玄関で目を腫らした女の人がいて
すぐに佑くんのお母さんだとわかった。


「理都ちゃん…来てくれてありがとう。
佑飛の傍にいてあげて」
と泣きながらお母さんはあたしに言った。


病室には意識のない傷だらけの佑くんと

何の花だかわからないほどグチャグチャになった花束があった。


佑くんはあたしが来る1時間前にバイクで花束を買いに行き、
その帰りに信号無視をした大型トラックと衝突。

信号無視をしたトラックの運転手には怪我はなく、
警察に事情聴取されていた。


あたしは佑くんの手を握りしめ、
名前を呼び続けた。


「佑くん……
あたしここにいるよ?
ずっと傍にいるからね。
早く笑って理都ちゃんって呼んで……

ねぇ…佑くん……っ

ありがとね。
花束買いに行ってくれてたんだね…。」
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