大好きだから...


「そんなんで気落とすなって。

忘れよう!...うん。
よし!」


光也はトランプを取ってやろうと誘ってきた。

私は首を横に振った。
また、いつものように布団をかぶる。



「光也くん、ちょっとお話が...」


看護婦さんが病室に来て光也を手招いた。

「俺??」

光也は部屋を出て行った。
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