紅龍 ―1―
青髪side


「黒瀬蓮だ。」


黒瀬―…もしかして紅花の知り合い?

んな訳ないか…


でも―…


「どけ。」


俺にそう言い放ったあいつの目は…


あの目だった。



何色にも染まらない真っすぐなあの目。



でも、そんな訳ない。



こいつと"蘭"はどこも共通点なんてない。


目の色も黒だし。



紅じゃない。





でも、殺気といい似てるな―…






もう一度会いたい。



伝説の女に…―








あの日に出会った―…




伝説と言われた女に







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