紅龍 ―1―







私が青虎を潰すためにとった囮。




奴の口は確実にそう言った。







架可―…


お前は私から一体どれだけの大事なものを奪えば気がすむ―…



今すぐ殴り掛かりたいのに体が動かない。


今すぐこいつを倒す事だってできるのに―…なんで動かねぇ…


何で震えてるんだよ―…




言葉にならない怒りが私と架可のいる倉庫の空気を包む―…。







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