仮面舞踏会【短編二編】
一方、真奈美の部屋では沈黙を破るかのように里緒の携帯電話の着信音が鳴った。
『もしもし、・・・うん・・・うん。ちょっと待ってて!聞いてみるから。』
そう言うと里緒は真奈美のほうを向いて
『彼がここへ来たいらしいの。ダメかしら?』
『私は出かけるからいいわよ』
『真奈美にもいてほしいの!お願い!
昨日言いすぎちゃったから、なんだか気まずくて・・・』
里緒の表情を見て気の毒に思った真奈美は、一緒にいてあげることにした。
里緒は、真奈美に聞きたいことが山ほどあったが、
その気持ちを抑え 身支度を整えることにした。
一時間後、インターホンが鳴った。
『彼だわ!』
里緒はモニターで確認すると、玄関へと向かった。
真奈美は、一緒にいてあげることにしたとはいえ 憂欝でたまらなかった。
(喧嘩中のカップルの前で、私はどんな顔をしてここにいればいいの?)
ましてやその彼とは初対面なのだ。さっきの天にものぼるような喜びは、
どこかへ飛んでいってしまった。
『真奈美!こちら川島英博さんよ』
里緒に紹介された彼は端整な顔立ちで背も高くハンサムな青年だった。
『もしもし、・・・うん・・・うん。ちょっと待ってて!聞いてみるから。』
そう言うと里緒は真奈美のほうを向いて
『彼がここへ来たいらしいの。ダメかしら?』
『私は出かけるからいいわよ』
『真奈美にもいてほしいの!お願い!
昨日言いすぎちゃったから、なんだか気まずくて・・・』
里緒の表情を見て気の毒に思った真奈美は、一緒にいてあげることにした。
里緒は、真奈美に聞きたいことが山ほどあったが、
その気持ちを抑え 身支度を整えることにした。
一時間後、インターホンが鳴った。
『彼だわ!』
里緒はモニターで確認すると、玄関へと向かった。
真奈美は、一緒にいてあげることにしたとはいえ 憂欝でたまらなかった。
(喧嘩中のカップルの前で、私はどんな顔をしてここにいればいいの?)
ましてやその彼とは初対面なのだ。さっきの天にものぼるような喜びは、
どこかへ飛んでいってしまった。
『真奈美!こちら川島英博さんよ』
里緒に紹介された彼は端整な顔立ちで背も高くハンサムな青年だった。