君の隣の!
出会い
四月八日。

無事高校に入学できた俺は友達の海飛と一緒に新しい教室に居た。

「また同じクラスだな!奏人!」

「腐れ縁じゃないか…」

「ひでぇ!来年一緒になれなくても知らないからなー!」

もう来年の話を入学した時点で考えてるのはこいつくらいだろう。

「はいはい。一緒になれてうれしゅうございますー」

「気が抜けてるゥゥ!」


「今日は自己紹介をしてもらいます。出席番号順で。」

「うーゎ、だるりっちー」

だるりっちって…
いつからそんな若者言葉を…

「ほれ、次奏人だぞ」

こんなの小学校からやらされてるよな。
今更紹介したいことなんて特に無いのに…

「北中の松戸 奏人です。趣味は寝る、特技も寝るです。好きな食べ物はあったかいご飯です。よろしくー。」

「あったかいご飯てなにさそれー」

早速ツッコミを入れられた。
ノリがいいんだなこのクラス。

「お前の自己紹介爆笑だよ!」

クラスに笑いが広がる。
どうやら俺は良好なスタートを切れたようだ。

さて、次に自己紹介するのは…
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