過ち-いじめ-
「おはよ。真理子」
朝練のために早く来たけど、同じバスケ部だから久美子はいる。
佳代ちゃんはまだいなかった。
「でもさ、本当にうざいよねっ佳代子!」
「そうそう!自分、正しいなんて思っちゃってさ~」
「ま、真理子には昨日言ったけど・・・佳代子、無視だからね?」
佳代ちゃんを・・・無視・・・
「ねぇ・・・どういうこと?」
声に反応して、みんないっせいに私の後ろを見た。
「か、佳代ちゃん・・・」