天国と地獄
天国と地獄
目をあけると、そこは自分の体さえも見えないような真っ暗闇だった。

ああ、ぼくは死んでしまったみたいだ。

そう思ったのは、あると思っていた体がなかったから。
ぼくは自らの脳(有るのかどうかも解らないが…)から、手を動かし、自分の顔を触るように指令をだした。でも、なにも当たらなかった。

意識だけが浮いている。

そんな感じがした。
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