あいつ色

START03 莱介side



俺は鼻歌を響かせながら玄関に出た。
あ、理生ぽんがいる!!

俺たちは適当な会話をして過ぎ去った。
再び鼻歌を歌いながら歩いているとあることに気がついた。



「あ、筆箱忘れた。」


学校に取りに帰るべきか、今日は諦めて家に帰るべきか。
どうしよっかなぁ~。
あ、華乃羽ちんいるかもだしっ!
取りに帰ろ――♪

俺は今来た道をスキップで戻った。
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