トリッティーの壁から手
ガラン・ガランガラン−−。
ぐらり、と揺れた部屋。
同時にきた重く押さえ込むような重低音、それが部屋にぶちあたったみたいに揺らした。
バサリ−−。
落ちた本から埃がさらに舞う、しかしチャールズはそんなことよりも今まさに地震を体験していることに焦った。
とても笑えるような揺れではなかったからだ。
「ど、どこかに隠れなきゃ!?」
机の下とか椅子の下とか……
ガランガランガランガラン−−。
音と揺れはますます激しさを増していき、不思議と近づいているようだった。