月夜の影
当たり前の結果よ。

「美月…向田さんが…」

「亡くなったみたいね…」

私は寂しそうな表情をした。

「仲、良かったもんね」

「絵美っ…っく…」

私は涙を流した。
もちろん、嘘の涙。
仕事のためならいくらでも泣いてやるわよ。

「美月…」

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