防衛要塞都市
少しして、路地の影からもう一人、兵士が駆け出してきた。


傷を負った兵士を引っつかみ、影に戻ろうとするが、また一つ、血溜まりが増えただけだった。


「残念でした。」


2発の銃声と共に、2つの空薬莢がコンクリートの上に落ち、カラカラと音を立てて、やがて止まった。


2人の敵軍兵士は、奇麗に並んで横たわっている。


ただ、彼らはもう二度と動くことはない。


「2名死亡。頭を狙ったから間違いない。」


すぐに、無線の通信が入る。


『了解。並びに解析完了。残りの敵は8名、武装は各兵士にアサルトライフルが1丁ずつの模様。狙撃銃は使用されていません。北北東より2名、南東より6名接近中。』


「了解。私は南東のグループを見張る。上等兵は北北東を。」


「了解。」


短い会話の後、すぐに彼らは作戦に集中した。
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