好きすぎて☆誘惑

まだ肌寒いから膝掛けを
掛けて体を丸める



ﾄﾞﾀﾄﾞﾀドタ！！
げっ～



「ほら、きた奈々子しーらない」




《バアンっ…》


その後タイミングよく
ドアが開いた



「凛子！呼んでんのにぃ」


「ちょっとは待ってよ
ライアン」



そっぽを向いて
ふんっと鼻を鳴らす
こいつは奈々子の兄


ライアンって言うのは
ライオンのとさかに似た

髪型と色をしているから
私がなずけた



ちなみに22歳
恭平
ｷｮｳﾍｲ




「そう怒んないでおはようの
ちゅーは？」


何でしなきゃならないのよ！

結局いつのまにか
ホッペにちゅーされる



もう会う度これだから
嫌になっちゃう；


奈々子助けて……

はぁーマスカラ
でヒッシかい


助けろよな～

「おぃコラ！人の妹にちゅー
なんぞするなっ」


「げっ！準平」

わぉ！こちら


昔ぐれてた私の兄(笑)

準平
ｼﾞｭﾝﾍﾟｲ
23歳


グレーの短髪
２人共平の漢字が
これはたまたま

だって私と準平の母親は
違うのだ～



でも２人共は大親友
らしい
母親が違う理由は
また後ってことで…