アイゼンハイムからの招待状
「果物ナイフでも持っていく。いざとなれば、刺すのもいとわないから。どうです?佐藤さんも文句ありますか?」
「まあ、いいんでない。行きたいつうんなら」
「そーちゃん……」
「大丈夫だよ、雫。麓まで十分ちょいでつくから。まあ、もしも帰って来なくても、絶対にここから出ちゃダメだよ。僕らが出たら鍵をしめること、いいね」
不安がる雫を一度ハグして大丈夫と言い聞かせた。
うん、とやっとのことで落ち着く雫。
――時刻は、十時十七分。
僕と佐藤は外に出ることとなった。