【完】それでも君を愛してるんだ
「じゃあな。」
そういってお兄ちゃんは立ち上がる
お兄ちゃんの大きな手が頭にのる
優しく撫でたかと思うと私からスッと離れた
そしてドアノブに手をかけ私も見ずにドアを開けた
その背中はドコか止めてほしそうで
「じゃあな。」というお兄ちゃんの言葉
なんだか、一生のお別れみたいに聞こえて・・・
私は立ち上がりお兄ちゃんに駆け寄った
・・・やだ
やだよお兄ちゃん
私は気がつくとお兄ちゃんに抱きついていた