―――執着―――



杉崎とのいざこざのせいで、結局教室に戻ったのは昼休み始まった頃だった。



「どうしたの?」



相当、暗い顔していたのだろう。1人でパンを齧っていた恵美がキョトンとした顔で、あたしの顔を覗き込んだ。



「なんでもない・・・・・・っぽい」



「ぽいって、なんじゃそりゃ」



「杉崎は?」



聞いてみると、意外な事な返事が帰って来た。



「杉崎なら、4限目の授業は出てたよ?まぁ、昼休み入ってからお弁当持って、またどっかに行っちゃったけど」



「・・・4限目・・・」



その時間は確か、あたしが屋上を去っていった時間だ。







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