―――執着―――



恵美との他愛ない話。


とくに何の刺激も、あたしの世界が一変するような出来事なんて何もない。



あたしは、ただ浅く広く、友達を作って先生にも普通に接して。



普通で何の、刺激もない日常を生きるだけ。



この世界に生まれたから。



大人が汚した世界に生まれてしまったから。



その汚した部分をもっと、汚すのがあたし達の役目。



次の子供に、この世界を擦り付けるのが、あたし達が生まれ持った宿命。



杉崎は、あたしを先生達の駒だと言った。



許せなかった、そう言われたのが悲しかった。



だから引っ叩いた。



けど・・・・・・・・・



あたしは、何処か杉崎の言葉に納得していた―――――――



駒にならないとこの世界は生きていけない。





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