BLUE〜よりくんと優子の物語〜
ドクドク、ドクドク。
あの嫌な感覚が体中に響き渡る。
あたしはいてもたってもいられず、
外に出て よりくんが帰ってくるのを待った。
「よりくんごめん。
もう何も聞かへん。もう何も・・・。
早く帰ってきて。」
それから一時間ほど、
あたしは外にしゃがみこんで待っていた。
あっくんからの連絡はない。
すると、遠くから車のライトが近づいてきて、
あたしの目の前に止まった。