BLUE〜よりくんと優子の物語〜
「うん、そう。
そこのカフェにおるから。
・・・え?せやから、
よりくんのことで聞きたいことがあんねて。
・・・うん。待っとる。」
電話を切った加奈は、
あたしの頭をナデナデした。
「たまには友達の協力があってもええんちゃう?
あんたら今まで、
二人だけで突っ走ってきたんやから。」
加奈、ありがとう。
あたしは泣きそうになった。
できれば本人の口から聞きたかったけど、
そうもいかないみたいだ。
あたしはマサヤンによりくんのことを聞こうと決めた。