BLUE〜よりくんと優子の物語〜


「うん、そう。

そこのカフェにおるから。

・・・え?せやから、

よりくんのことで聞きたいことがあんねて。

・・・うん。待っとる。」



電話を切った加奈は、

あたしの頭をナデナデした。



「たまには友達の協力があってもええんちゃう?

あんたら今まで、

二人だけで突っ走ってきたんやから。」



加奈、ありがとう。

あたしは泣きそうになった。


できれば本人の口から聞きたかったけど、

そうもいかないみたいだ。


あたしはマサヤンによりくんのことを聞こうと決めた。



< 127 / 393 >

この作品をシェア

pagetop