BLUE〜よりくんと優子の物語〜


あたしは出産を終え、

子供と一緒によりくんのアパートで生活していた。



「な~よりくん。

これとこれ、どっちがええ?」




あたしは着ていく服が決まらず、

さっきから何度も着ては脱ぎを繰り返している。



「どっちでもええんちゃう。」



「もう真面目に答えてよ。」




ウエディングドレスも

タキシードも着ない結婚式。


だけど、嬉しくて嬉しくて胸が弾んでいた。



企画してくれた加奈に感謝。




< 384 / 393 >

この作品をシェア

pagetop