真実の奥に。
「心図・・・。ここに居たんだな。」
優しく、全てを包み込むような声。
泣き腫らした後、
声の主を確認することなく立ち上がった
「八木・・・」
あたしはおぼつかない足取りで
目の前の人物に歩み寄った
誰かにすがりたい気持ちだった
一歩、二歩・・・
今にも膝が崩れ落ちそうだ
八木・・・今だけでいいから・・・
そばに、いてほしいの。
あたしが立ち止まってしまったときはいつだって
助けてくれた八木。
いつも支えてもらってばっかりでごめんね。
八木・・・
「来るな」