弟くんと危険な関係!
すると大地はニヤリと笑い、あたしを壁に押しつけ、近づいてくる。


「ちょっと…なに…」



唇が近づいてくる…
また…キスされちゃうの…!?


あたしはギュウっと目をつむった。


「…ぷっ」



なんか吹き出したような声が聞こえてきて、そーっと目を開けると…


大地は笑っていた。



「ちょっと…なんなの…?」

呆然とするあたしに、大地は


「キスされると思ったんだろ?お前単純すぎ。」

また、からかわれた…


そして大地は去りぎわにこう言った。



「俺、お前のこと気に入った。絶対俺の女にするから。」



そう言って洗面所を出て行った。

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