花とアイドル☆《完》
「ダメよ、朝ごはんならもっと
ちゃんとしたもの食べないと……じゃなくて!

それならそうと、ちゃんと言ってよね!

今日は花乃ちゃんが来る日なんだから、一緒にお出迎えしたらよかったじゃないのぉ〜」


きゃんきゃんと子犬のように文句を言う愛香さんに、彼はほんの少し目を細め、


「あー…。

どうせ仕事だと思ってたからさ、正直日にちまで覚えてなかったんだよ。悪かったって」


言いながら今度はポリポリと頭をかく。
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