皆さん聞いてください
それからの僕らの生活はバラ色でした。

「はい、カレン。あーんして」


「あ〜ん♪」


「ご飯食べたら歯をみがこうね」


「はーい♪」


大好きなカレンの世話が出来ることは本当に幸せでした。

カレンも楽しそうでした。


でも僕らはまだ付き合っていなかったのです。


楽しい時間はあっというまに過ぎてしまい、いつのまにか中学三年生の秋になっていました。
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