17歳の約束
時間―康太―
正直まじで望は可愛すぎる。
だから勇気に望をとられるかと思った。

望は絶対絶対渡さねぇ。
たとえ親友だとしても渡さねぇんだ。

好きすぎるから。望は大切すぎるから。

「ねぇ康太。先生遅くない…?」

「え…?いいじゃね?めんどくせーしっ」

「そうかなぁ〜…」

「大丈夫だよ」

「うん。」

望は心配性だ…。
だから守ってやりたい。

望の肩くらいの長さの髪は動くたびにフワフワとなびく。

触れたい…。

そんな気持ちがあった。

告ってOKだったとき今までの中で一番嬉しかった。

奈津美が望を大好きなのがわかる。

けど…奈津美は…ほんといなくなるのか…?

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