爆弾カノジョ



「恋愛感情ってないの?」



さすがにこいつもあの女と同い年であるのなら


恋の一つや二つは芽生えたっていいだろう。



しかし、彼は真剣な目で否定した。



「私はそんな感情は持ちませんよ」



なんというストイック、


こういう奴が街に出たらモテるんだろうなぁ。



彼はまたほほ笑む、


同性でもある俺でもこいつの笑顔はまぶしいと思ってしまう。



「それに美香様には貴方がいるじゃないですか」



俺は困った顔をしてみる。



いやいや待ってくださいよ、

俺、今から彼女に服従されに行くんですよ?



俺、そういう趣味ないのに無理やりさぁ・・・。




< 15 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop