あまのじゃくBaby★

「嫌だったらしねぇよ。」


アイツは
呆れたように、
めんどくさそうに、

ため息をつきながら吐き捨てるように言った。



その途端、あたしの怒りは最高潮に達する。



やっぱり…。


アイツはキスなんて挨拶代わりだと思ってんだ。


だから、キライなあたしにまでキスできちゃうんでしょ!?



『最っ低。』

「あ??俺のどこが最低なわけ??」


全部だよ。


そんな言葉が喉の奥から出そうになる。



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