【完】君色フォトグラフ
「何、それ。同情?」


和由君は私に冷たく言い放つとプイっと反対側に顔を背けた。


「そんなんじゃ・・・・・・」


「昨日言ったことは忘れて。あれは寝言」


一瞬にして、私と和由君の間に壁が出来たように感じた。



嫌だと思った。



「同情なんかじゃないよ?私は本当に和由君を撮りたいって思ったの」


「俺なんか撮らなくていい」


「でも、私は・・・・・・」


「だめだよ」


「え・・・・・・?」


「俺には満里奈がいる。満里奈が見てくれてるから」



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