【完】君色フォトグラフ
distance6*ありがとうハル君*
『明日の三回戦、絶対見に来て!俺、頑張るから』
ハル君からのメール。
明日は東実高校野球部、夏の予選の三回戦。
『絶対見にいくよ。頑張って!』
パチパチと携帯に文字を打ち込み、メールを送信した。
ハル君と私はあの日以来、付き合うようになった。
ハル君は優しくて、満里奈と和由君と気まずくなった今、唯一の救いというか・・・ハル君といるときだけは、悩まなくても良かった。
私のことを気遣って、休み時間ごとに私の教室に顔を出してくれるハル君。
それなのに私は、ハル君じゃなくて隣にいる和由君が、どんな反応をするのかが気になって・・・・・・。
「私・・・ハル君に対して失礼なことしてる」
私はコルクボードに貼られている和由君の写真を見つめた。
まだ、ここから動けないでいる写真を・・・・・・。
ハル君からのメール。
明日は東実高校野球部、夏の予選の三回戦。
『絶対見にいくよ。頑張って!』
パチパチと携帯に文字を打ち込み、メールを送信した。
ハル君と私はあの日以来、付き合うようになった。
ハル君は優しくて、満里奈と和由君と気まずくなった今、唯一の救いというか・・・ハル君といるときだけは、悩まなくても良かった。
私のことを気遣って、休み時間ごとに私の教室に顔を出してくれるハル君。
それなのに私は、ハル君じゃなくて隣にいる和由君が、どんな反応をするのかが気になって・・・・・・。
「私・・・ハル君に対して失礼なことしてる」
私はコルクボードに貼られている和由君の写真を見つめた。
まだ、ここから動けないでいる写真を・・・・・・。