僕と君と。


静かな部屋の中
機械の音だけが響く


委員長は顔まで
包帯に巻かれていた


なぁ…
僕があの時委員長の
手を離さなかったら
こうならなかったのか?


「あなたが…長谷川くん?」


泣いたせいで目を赤くした
委員長の両親らしき人が
僕を睨みつけた


「はい…」


「これ、チエが書いたのよ」


委員長のお母さんが
小さな紙を僕に渡した




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