14怪談
7段・・・・・・。






8段・・・・・・・。






誰かが僕の下の名前をずっと呼んでいる。

その声は聞き覚えのある、美しい音色。




9段・・・・・。





皮膚の匂いがする。


女性特有の甘い芳香。





10段・・・・・。





足元を照らす街灯が消える。


僕はちっとも怖くない。



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