アフタヌーンメロドラマチック
涙の数だけの後悔
姉の具合は朝には良くなった。

熱が出ていたが下がって、顔色が良い。

「ごめんね。いつも…」

「気にすんな。具合が良くなって良かった」

姉は小さい頃から、身体が弱くてよく熱を出していた。

入退院も何度も繰り返して、命の危機に陥ったことがある。

家族全員が姉を愛している。

だから何かがあればみんな帰ってくる。

姉のことを見守る。

そのかいもあってか、姉の体調も落ち着いてきている。

高校も一年留年したが通える日も増えてきている。
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