キスから。



驚いて顔が上がった。


「私は知ってるの
…優人君の事。


だって私は
いっつも見てたから…


あの日、私に
声をかけてくれた日から


私はずっと…

優人君を見てきたから…


誰にでも優しくて、
明るくて……


こんな私にも
ちゃんと接してくれた。


…確かにさっきは
酷い事言われたけど、


あれは
本当の優人君じゃない
って事も


ちゃんと知ってるよ?」


桐谷は笑顔で俺に言った。




あ…れ??
何だこれ???


俺……
なんでこんなに…?



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