もう1人の彼氏
数日後、久しぶりにタカと会った。
「おう、久しぶり。元気にしとったか?」

「ううん・・・」

「なんや、まだ俺のこと好きか。アハハ」

「なにそれ…ずるいよ…」


笑いながら、タカは手を繋いできた。



「どうして?どうして別れたのに手を繋ぐの?」

「好きだから。」

「好きなのに、どうしてつきあえないの?」

「疲れたから。もうええやん、その話。」

「良くないよ。ちっとも良くない・・」

「お互い好きなんやから何の問題もない。」

「私…そんなのやだよ…」
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