今日も明日も、君を



私は歯を食いしばって耐えた。

「…待ってた」

「ん?」

「帰ってくるの」

笑ってみせた。

悟られないように。

私の気持ちと、決意に。


「なんだそりゃ」

そう言いながら、恭平さんは笑って玄関に向かう。

「栞奈。早く来いよ」

私は、俯きながら答えた。



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