今日も明日も、君を



いつもなら部屋には明かりがついている。

しかし、今日は真っ暗だった。

「おい、栞奈…?」

電気をつけながら名前を呼ぶ。

しかし、最初からそんな女なんていなかったように虚しく響いた。

―――嫌な胸騒ぎがする。

俺は急いで栞奈の部屋に向かった。



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