オレの破裂と15分前
「はい、どーぞ。お足元にお気をつけ下さいね」
係員に誘導され、オレたちは観覧車へ乗り込んだ。
もう、オレが悪いのなら謝ろう。そうしなきゃ、いつまで経っても……。
ギュッ!
オレはポケットの中で、指輪の箱を強く握りしめた。
「わぁ~。高いねぇ!」
観覧車の高度は、どんどんと上がっていく。
ナツミの顔は、パアッと明るくなった。
「この観覧車、結構大きいからなぁ。20分位だってさ。一周するまで」
「……」
しかし、すぐにナツミはうつむいてしまい、表情が暗くなった。