オレの破裂と15分前
「と、トシユキ!!」
「呼べるじゃねーか」
「はぁっ……」
ナツミの表情は、安堵感に包まれていた。
「ご、ゴメンね何か。キッカケが無いとさ、こう言うのは言いづらくって」
「ふーん」
「アタシ、基本的にキッカケが無いと生きていけないの。誰かに背中を押してもらったり、自分でルールを作ったりして……」
「あっそ」
ナツミは、急にテンション上げ上げで語り始めた。
「ほら! 自分が作ったルールから抜け出すのって、中々ムズカシイじゃん! 絡まった糸がさぁ、身体にへばりつく様な感じがして!! トシユキにも分かるかなぁ?」
「お前の話って、聞いててもよく分かんね。ほら、もう行くぞ」
「ぅ……」
納得していない様子のナツミを引き連れ、オレたちは自宅へと歩いた。