愛する意味
住所を伝えたらだいたいの道は分かるということでした。


舞も最寄りの目印がみえたので案内をはじめました。


家の前に着いた途端『でけぇ家だな…うちの10倍だぞ』


『少し大きめかな?』



確かに舞の家は大きめです。でも、大きい家ってけっこうさみしいんだよな…


涼太と車の中で少し話していました。


ほんとに帰りたくないし、一瞬も離れたくなかった。


涼太とずっとずっといたかった。
涼太の手に触れているだけで、幸せだった。


涼太は舞の顔を見ながら距離を縮めてきました。

舞はそっと目を閉じました。
確か前に読んだ雑誌にキスをするときは目を閉じるって書いてあった気がしたから…



そして、涼太はやさしく舞の唇に唇を重ねてきました。


何回も何回も…唇を重ねあいました。



涼太は舞の顔をそっと撫でました。


『舞…俺必ずお前を大切にするから』と言いながらもう一度キス…


舞はうんと頷きました。
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