愛する意味
ベッドに潜り込み泣いている舞の様子をお兄ちゃんが見に来ました。


お兄ちゃんは少し年が離れているせいか、舞をとてもかわいがってくれていました。


『舞、話聞いたけど今回は諦めたほうがいいんじゃないか?親父たちの気持ちもわかってやれよ』

『どうして諦めなきゃいけないの?』と問い詰めました。


『あんな話を聞かされて大事な娘を預けられるわけがないじゃないか…わかってやれな』



あんな話というのは……

涼太はパパとママにこんな話をしたんです。


パパは涼太の過去や人間性を知りたくて、今までの人生や人生観を話してくれるかな?と言いました。


涼太は心が真っ直ぐな人だから、全てを話しました。


涼太の口からでた話↓↓

小さい時に父が病気で亡くなり、母子2人で暮らしてきました。
俺は、中学に入ったころからバイクや車に興味を持ちました。
自然と暴走族の仲間に入っていました。

中学を卒業する頃には勉強もしたくなかったし、母のためにも稼がなきゃって思って働きました。

だから高校は行ってません。
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