愛する意味
涼太と舞はひっそりと家探しをはじめました。


初めてのことばかりで色々わからないことばかりでした。


涼太も家賃や引越し費用を稼ぐため、仕事を増やしました。


整備士の他に朝は新聞配達をし、夜はコンビニでバイト…


疲れてるのに弱音はかずにがんばって働いていました。


働く姿がかっこいいと思いました。


会える日は不動産屋を巡り、多少妥協しながらも物件を探しだしました。

1ヶ月後に入居できますが、未成年なので保護者の同意が必要だと言われました。


困った2人は悩み抜き、涼太が出した答え。


『俺のおふくろに頼もう』


『お願いします…舞の家は難しいからごめんなさい』


涼太は任せとけと言わんばかりの笑顔。


頼もしい涼太です!!


涼太の家に一緒に行き、涼太ママにご挨拶しました。


『はじめまして。藤沢 舞と申します。涼太さんとお付き合いさせて頂いてます』


かなり緊張…


『こちらこそ、しっかりしたお嬢さんで涼太にはもったいない…』


『今日は頼みごとがあって連れてきたんだ』
< 29 / 100 >

この作品をシェア

pagetop