愛する意味

涼太は家にあがりました。


『こんなことになって申し訳ありません。ただわかってほしいのは妊娠してもしなくても、舞さんと結婚したいと思っていました』


『少し考えさせてくれ』

ママは泣いてばかりいました。


涼太は一言だけ話しただけで帰りました。


舞は部屋でこれからを考えました。


学校はどうなるんだろう…


将来なりたかった弁護士、検事の仕事…


でも、お腹に命が宿ってると思うと…



パパは３日間ほど話してくれませんでした。

ある日


『奥野くん呼びなさい』

慌て涼太は仕事帰りにきました。



パパは重い口をあけ気持ちをぶつけてきました…


『娘のこと幸せにできるのか？高校だけは卒業させたかったのに…』


『かならず幸せにします。約束します！高校のほうは学校にかけあってみます』


『無理だろ。私立だし進学校だぞ』


『やれることは舞のためにやりたいんです』


パパは涼太を認めました。


舞を大切に思う気持ちがパパの心を溶かしました…