心 を こ め て 。-君に贈るありがとう-

02 出 会 い 。

「あんたマタ学校来たのー?」


「もう来ないかと思ったあー。」


「こんな女、女じゃねえよな。」


「地味な女なんて、いまどきいないんじゃね?」


これが現実。私は多分クラスで浮いている。外見?外見は地味じゃない。


髪型とかも普通だし。周りの子が派手すぎるの。お金がなかったから、こんな


馬鹿学校に来るしかなかった。おかげで私は普通だけど、ここの学校では、


地味と評判だった。でも別にそんなのどうでもいい。かまってらんない。


友達もいないし、だから私が何かしたって、迷惑をかける人もいないし、


困る人もいない。所詮友達なんて、ただの友達。
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