飴色蝶 *Ⅱ*
今月の初めに、二人目となる
男子を出産した。

その出産祝いのプレゼントを
雪乃と一緒に選び購入する為

久しぶりに電車を使う事にした
三人は駅へと向かうところを
一台の車とすれ違う。

その車は、すれ違った

すぐ後に停車した。

更紗と会話を楽しむ、菫。

「サラ、二人目がなかなか
 できないって言ってたけど
 ・・・・・・
 一姫二太郎でいいよね?」

「一番目が女の子の方が
 育てやすいって、あれね」

「そうそう」

何も知らずにいた私は

振り返る事もせずに

前だけを見て歩く。

車の助手席から

降り立つ男性が一人。
 
その後姿が、見つめる先には

愛しい女性(ヒト)

の後姿が映る。
< 304 / 410 >

この作品をシェア

pagetop